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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻10号

1968年10月発行

文献概要

原著

陰茎リンパ管拡張症について

著者: 豊田泰1 松井恒雄1

所属機関: 1都立広尾病院泌尿器科

ページ範囲:P.775 - P.779

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Ⅰ.緒言
 陰茎リンパ管拡張症は,ほとんど自覚症を持たず,また重篤な疾患というわけではない。患者が索状硬結に気づいて来院するか,医師が診察に際して偶然発見するといった種類の病態である。報告例の少ないのは,往々にして看過され,あるいは関心なく放置されるためであろう。文献的には,地方学会において2〜3の報告1)2)3)があるに過ぎず,原著としては北川氏4)の一文があるのみである。海外文献においても特にこれに触れたものを見ない。われわれは,この10数年間に5例の本症に遭遇し,不審を抱いて検索してみた。成書5)にも記載のある疾患なので,ここに一括して報告しておくのも無意味ではないと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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