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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻10号

1968年10月発行

Urological Letter

膀胱鏡後にフラシン—キシロカイン混合注入,他

ページ範囲:P.779 - P.779

文献概要

 Dr.F Turnerは男子の膀胱鏡検査のあとの発熱反応や尿道三角部炎を予防したり,軽減する努力について詳しく書かれたが,彼は膀胱鏡を抜去する前に,膀胱鏡を通してフラシン(Furacin)の5倍稀釈液20mlを注入している。
 筆者は数年前からTurnerの方法の改良法を行なつている。すなわち濃厚フラシン液の10倍稀釈液と2%キシロカインを混じたものを用いている。この溶液は濃厚フラシン液10mlに滅菌水40ml,4%キシロカイン液50mlを加えて調合する。この溶液は膀胱鏡検査のあとには男の患者にも女の患者にも注入する。膀胱鏡検査のあとにはしばしば局所の不快感やスパスムがおこるが,キシロカインはそれらの不快感やスパスムを軽減したり,とり除くには最も効果的である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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