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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻11号

1968年11月発行

原著

Glucosaccharo 1・4, 3・6 dilactone長期服用の膀胱癌患者にみられた肝重量の減少

著者: 近藤賢1 内藤政男1 杉浦啓之1

所属機関: 1関東労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.893 - P.898

文献概要

Ⅰ.緒言
 動物実験的には担癌状態の肝酵素の性質には種々の異常が認められ,また臨床的にも癌と肝機能との密接な関係が推測されている。
 われわれはGlucosaccharo 1・4, 3・6 dilactoneを死亡直前まで相当長期にわたり連続服用していた膀胱癌患者2例の剖検時に,その肝重量が著明に減少していることをつづけて経験した。そこで癌死亡例における肝重量はどうなつているか,かかる肝重量の減少は日常診療に行なう肝機能検査にどのような異常をおこしてくるか,また肝重量減少をおこす原因は何かという点を中心にして考察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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