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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻11号

1968年11月発行

原著

重篤な陰茎絞扼症に対する陰茎形成術

著者: 瀬川昭夫1 早川常彦1 山内高峰1

所属機関: 1名古屋大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.909 - P.913

文献概要

Ⅰ.はじめに
 産業災害あるいは交通事故の増加とともに以前にはみられなかつた種々の傷害が発生している。泌尿器科領域においても腎損傷,更に下腹部あるいは骨盤部の外傷等により膀胱破裂,尿道損傷,あるいは陰茎外傷等もしばしばみられるようになつた。これらとは別に従来,何かの目的で故意に行なわれる陰茎外傷もあとをたたない状態である。その一つである陰茎絞扼症は本邦にても比較的稀な症患ではあるが,最近,我々は重篤な本症,即ち陰茎表皮および尿道の完全断裂更に陰茎海綿体まで損傷された症例に対し陰茎形成術を施行,陰茎の再建に成功したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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