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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻12号

1968年12月発行

文献概要

Urological Letter

ドレナージに対するHemovac,他

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.949 - P.949

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 Hemovacは,普通ペンローズドレンを用いるような泌尿器科的手術のあとには,それがどんな手術であつても特別便利である。Hemovacを用いると,会陰式根治的前立腺剔除術,恥骨上式前立腺摘除術,尿管切石術,腎盂切石術,腎切石術等,そして腎盂形成術のときでさえも,一様に浮腫を形成することもなく,創も乾燥している。人々は腎盂形成術に際して,Hemovacを用いることに多少の恐れを持つが,前述の手術の際に本法を用いることにためらうことはない。
 この装置はもし,尿の漏れがつづいていなければ,72時間目の終りに取り去る。腎盂形成例で,尿の漏れがそれ以上つづいているならば,3〜3【1/2】週そのまま入れておく。そしてIVPを撮つてみれば尿の漏れはなくなつているはずである。尿の漏れに対してドレッシングをしながら4〜6週間も我慢している場合よりも遙かに快適である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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