文献詳細
原著
文献概要
Ⅰ.緒言
本邦における原発性男子尿道癌の報告は,1912年(明治45年)の久留1)の1例を,その最初のものとするが,現在に至るまで,文献上約50例にすぎず,比較的少ない疾患といえる。最近G.W.Kaplan等48)は,英米の文献上,報告された232例につき,統計的な分析データを発表しているので,著者もここで,我々の経験した1例を報告するとともに,本邦例を同様に解析し,比較してみようと思う。
本邦における原発性男子尿道癌の報告は,1912年(明治45年)の久留1)の1例を,その最初のものとするが,現在に至るまで,文献上約50例にすぎず,比較的少ない疾患といえる。最近G.W.Kaplan等48)は,英米の文献上,報告された232例につき,統計的な分析データを発表しているので,著者もここで,我々の経験した1例を報告するとともに,本邦例を同様に解析し,比較してみようと思う。
掲載誌情報