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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅰ総論

外傷と尿路感染

著者: 高安久雄1 阿曾佳郎1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.48 - P.56

文献概要

Ⅰ.尿路感染の誘因
 尿路感染の誘因として,次の3項目があげられる1)
(1)尿のstasisおよび尿路のobstruction:尿路外傷の場合,そこに血腫形成,尿浸潤などがおこり,stasisあるいはobstructionを起こし,尿路感染症の誘因となる。また,他の尿路系以外の臓器,例えば,腹腔内臓器の損傷により血腫ができ,尿路を圧迫した時もこのcategoryに入り,尿路感染を惹起する可能性がある。あるいは,脊髄損傷によるいわゆる"神経因性膀胱"により尿のstasisがおこり,感染の誘因となるのもこの例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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