文献詳細
特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅰ総論
文献概要
Ⅰ.尿路感染の誘因
尿路感染の誘因として,次の3項目があげられる1)。
(1)尿のstasisおよび尿路のobstruction:尿路外傷の場合,そこに血腫形成,尿浸潤などがおこり,stasisあるいはobstructionを起こし,尿路感染症の誘因となる。また,他の尿路系以外の臓器,例えば,腹腔内臓器の損傷により血腫ができ,尿路を圧迫した時もこのcategoryに入り,尿路感染を惹起する可能性がある。あるいは,脊髄損傷によるいわゆる"神経因性膀胱"により尿のstasisがおこり,感染の誘因となるのもこの例である。
尿路感染の誘因として,次の3項目があげられる1)。
(1)尿のstasisおよび尿路のobstruction:尿路外傷の場合,そこに血腫形成,尿浸潤などがおこり,stasisあるいはobstructionを起こし,尿路感染症の誘因となる。また,他の尿路系以外の臓器,例えば,腹腔内臓器の損傷により血腫ができ,尿路を圧迫した時もこのcategoryに入り,尿路感染を惹起する可能性がある。あるいは,脊髄損傷によるいわゆる"神経因性膀胱"により尿のstasisがおこり,感染の誘因となるのもこの例である。
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