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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅰ総論

尿路外傷と救急処置

著者: 高井修道1

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.57 - P.61

文献概要

 近年我が国における尿路外傷も交通事故によるものが多くなり,その数も著しく多くなつてきた。尿路外傷の大部分のものは皮下損傷で,主としてし腎臓と尿道に起こる。膀胱は比較的まれで尿管は外傷を受けることはまれである。
 尿路外傷の際の救急処置の如何は予後を決定する重大な因子であるのみならず,時には生命に影響を及ぼすので,極めて慎重に適切に行なわねばならない。ところが現実には外傷の救急処置は必ずしも泌尿器科専門医のいるところで行なわれないので,適切な救急処置が行なわれず,その後の治療に重大な支障をきたしている。
 ここではとくに腎臓,尿道,膀胱の外傷の際の救急処置について総論的事項を述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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