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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅲ尿管の外傷および損傷

尿管狭窄の形成手術とその適応

著者: 安藤弘1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.119 - P.126

文献概要

はじめに
 尿管狭窄は,腎より排泄される尿の通過障害をきたすために,1)水腎症,2)腎盂腎炎,3)腎性高血圧等の人体に対する重大な疾患を合併する。しかも,狭窄が,両側性にみられる時は,その影響は大きい。
 狭窄の部位によつて,次の3つに分類される。1)腎盂尿管接合部(Uretero-pelvic junction),2)尿管中央部(Body of Ureter),3)尿管膀胱接合部(Uretero-vesical junction)の狭窄である(Creevy1)1957, Edelbrock2)1955)。このうち,狭窄の最も多くみられる部位は,尿管膀胱接合部,腎盂尿管接合部であり,尿管中央部は比較的少ない(Campbell3)1954)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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