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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅳ膀胱の外傷および損傷

膀胱尿管逆流の治療

著者: 辻一郎1 中島文雄1 阿部弥理1 西田享1

所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.166 - P.173

文献概要

Ⅰ.VUR治療法の分類
 正常には膀胱尿の尿管内逆流vesicoureteral re-flux(以下VURと略記)は,膀胱尿管接合部(以下接合部と略記)の特殊な構造と生理的機能によつて防止されている。
 VURの病因は極めて複雑多彩で,ほとんど総ての尿路疾患が直接あるいは間接に接合部の器質的・機能的障害から—適性あるいは永続性のVURをもたらす可能性があるが,1.尿路感染,2.下部尿路通過障害,3.下部尿路の神経支配障害(神経因性膀胱),4.接合部の先天性異常(いわゆるprimary reflux)および,5.接合部の損傷に大別される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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