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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅴ尿道の外傷

陳旧性尿道外傷の形成手術のコツ

著者: 黒田恭一1

所属機関: 1金沢大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.201 - P.208

文献概要

 近年,交通事故ならびに産業の発達に伴う作業中の事故の増加により,尿道破裂の発生頻度が高くなり,これに対する処置や手術が適切を欠くために,後遺症としての尿道狭窄および尿道瘻,特に外傷性尿道狭窄症例にしばしば遭遇するが,その形成手術は必ずしも容易でない。ときには広汎な尿道閉塞や高度の尿感染合併のために難渋することもあり,また術後再発例も少なくない。
 筆者らは形成手術として主にpull-through operation (以下尿道牽引手術と略称)を行なつているので,本稿ではこれを中心として記述するとともに,陳旧性尿道外傷手術に関する問題点にも触れたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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