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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻13号

1968年12月発行

特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷

Ⅵ尿路の放射線損傷

後腹膜放射線照射による尿管狭窄および腎機能障害の予防法

著者: 津屋旭1 河合恒雄2 福島修司2 堀内満水雄2 増淵一正3 木村光男3 青木幹雄4

所属機関: 1癌研究会付属病院放射線科 2癌研究会付属病院泌尿科 3癌研究会付属病院婦人科 4癌研究会付属病院病理

ページ範囲:P.248 - P.257

文献概要

 尿管に対する放射線障害の危惧のある対象疾患は,子宮頸癌,膀胱癌,前立腺癌,睾丸腫瘍および後腹膜腫瘍等であるが,このうちで最も問題になるのが,子宮頸癌であり,また睾丸腫瘍の後腹膜リンパ節照射である。
 ことに,子宮頸癌と尿路の障害については,古くより論じられており,それには癌の浸潤によるものと放射線照射によるものとがあげられている。その他の悪性腫瘍に対する後腹膜照射で尿管狭窄をきたすことは極く稀なことであるから,ここでは,子宮頸癌を中心に尿管の放射線障害について論ずることとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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