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原著
文献概要
Ⅰ.緒言
腎実質内に空洞を有し,その内壁が移行上皮にて被われ,かつ腎杯と小導管にて交通する疾患は,Rayer(1841)によつてCyst Urinaireの名称で記載されたという6,15)。本邦では腎杯憩室,腎盂性腎嚢腫,腎盂性嚢胞,腎杯嚢腫,腎杯嚢胞など種々の名称で呼ばれているが6),我々の教室でも最近本症の3例を経験したので報告する。
腎実質内に空洞を有し,その内壁が移行上皮にて被われ,かつ腎杯と小導管にて交通する疾患は,Rayer(1841)によつてCyst Urinaireの名称で記載されたという6,15)。本邦では腎杯憩室,腎盂性腎嚢腫,腎盂性嚢胞,腎杯嚢腫,腎杯嚢胞など種々の名称で呼ばれているが6),我々の教室でも最近本症の3例を経験したので報告する。
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