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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻2号

1968年02月発行

新薬治験

泌尿器科領域におけるRiripenの使用経験

著者: 大熊博雄1 赤坂哲治郎1

所属機関: 1日本大学医学部性病科学教室

ページ範囲:P.145 - P.146

文献概要

I.緒言
 1949年,Henchが膠原病に対するコーチゾの劇的効果を発表して以来,その副腎皮質ホルモンの秀れた非特異的抗炎症作用は,その構造式の改良とあいまつて,臨床上不可欠のものとなつたが,一方,使用の増加に伴い,代謝作用に由来する諸障害,副腎機能抑制,感染症の増悪などの副作用も無規することができなくなつた。
 このことから,サリチール酸製剤に優る非ステロイド系薬剤の開発が要望されるに至つたが,今回,私共では第一製薬より,A Primary Anti-inflammatory Agentと呼ばれるBenzydamine Hydrochlorideすなわち,化学名1-Benzyl-3-〔3-dimethylaminopropoxy〕-1 H indazolehydrochloride,安定性,解熱作用に優れているといわれるリリペンの提供を受けたので,泌尿器科領域の数疾患に使用して若干の成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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