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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻3号

1968年03月発行

文献概要

原著

高血圧症を伴えるRetroperitoneal encysted hematomaの1例

著者: 堀米哲1 菅原剛太郎2

所属機関: 1山形県立中央病院泌尿器科 2札幌医科大学泌尿器科教室

ページ範囲:P.215 - P.220

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Ⅰ.緒言
 後腹膜腔に発生した血腫が長期間存在する場合に,結合組織の厚い被膜でつつまれ,陳旧性の血液を有する嚢腫を形成するが,通常のそれと異なり嚢腫壁に上皮細胞を有しないのが特徴である。
 しかし後腹膜腔への出血が必ずしも血腫を形成するとは限らず,出血が速かでかつ大量であれば出血死に至り,少量であれば吸収されてしまい,従つて本症の発生には出血の程度と期間が必要となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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