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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻4号

1968年04月発行

原著

原発性尿管腫瘍の3例

著者: 小平潔1 大橋秀世1 福地弘貞1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.293 - P.298

文献概要

Ⅰ.緒言
 原発性尿管癌は従来稀な疾患とされていたが,近年報告例が急激に増加しつつある。本邦では1935年伊藤5)の基底細胞癌の報告が第1例といわれるが,その後1967年2月までに本邦症例は166例に達しており,もはや稀な疾患とはいい難い。このように症例の増加を見たのは本症に対する診断法の進歩に負う所が大きいが,時に術前診断の困難なことがあり,またその予後も不良のことが多く,警戒すべき疾患の一つといえる。我々は最近本症の例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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