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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻8号

1968年08月発行

文献概要

シンポジウム 脊髄損傷患者に対する早期尿路管理

わが国における脊髄損傷急性期の尿路管理の問題点

著者: 宮崎一興1

所属機関: 1国立箱根療養所泌尿器科

ページ範囲:P.591 - P.595

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 国立箱根療養所の宮崎でございます。脊髄損傷の患者の急性期における尿路管理をいかにするかということにつきましては,欧米に2つの考え方があるというように私は考えております。1つは主としてアメリカにおける,カテーテルを留置する方法,これはわが国でも相当活用されておりますが,そういつたカテーテルを持続留置する方法と,それからもう1つは,先ほどから何度も話が出ておりますStoke Mandeville方式といいますか,完全滅菌下において間歇導尿をするという2つの方法であります。そのどちらがいいかということは,いまは決定的な結論が得られておりませんで,まだ論議の最中といつた状態であります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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