文献詳細
原著
文献概要
Ⅰ.緒言
尿管瘤は1853年Lechlerが剖検で認めたのが最初であり,本邦では1923年尾形1)の報告が第1例目である。その後内外ともに多数の症例が報告されており,本邦においては本症に対し大越2),落合3),土屋4),三浦5)等の詳細な報告がある。著者は最近完全重複腎盂兼尿管側の尿管瘤に結石を合併した症例を含む4例の本症を経験したので報告し,三浦以後の本症例につき文献的考察を行なつた。
尿管瘤は1853年Lechlerが剖検で認めたのが最初であり,本邦では1923年尾形1)の報告が第1例目である。その後内外ともに多数の症例が報告されており,本邦においては本症に対し大越2),落合3),土屋4),三浦5)等の詳細な報告がある。著者は最近完全重複腎盂兼尿管側の尿管瘤に結石を合併した症例を含む4例の本症を経験したので報告し,三浦以後の本症例につき文献的考察を行なつた。
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