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原著
高血圧を伴つた腎動脈瘤の1例
著者: 広中弘1 多嘉良稔1 柏木崇1 桐山啻夫1 関谷智雄2
所属機関: 1山口大学医学部泌尿器科学教室 2山口大学医学部第一内科学教室
ページ範囲:P.887 - P.891
文献購入ページに移動腎動脈瘤の剖検による発見頻度は0.01%前後で,全動脈瘤中約1%という比較的稀な疾患とされていたが,臨床診断法としての腎動脈撮影法の普及により,ここ十数年の間に本症の臨床報告例もあいついでみられるようになつた。欧米においては400例近い報告がみられる。本邦においても勝目ら1)(1961)の本邦第1例以後,河西ら2)によると18例1)−14)を数えている。
われわれも高血圧および石灰化を伴つた本症の1例を経験したのでここに報告する。
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