icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科23巻11号

1969年11月発行

原著

Pyridinol Carbamate投与が奏効したと思われる陰茎持続勃起症の1例

著者: 佐々木桂一1 一条貞敏1 竹内睦男1 白井将文1

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.925 - P.928

文献概要

緒言
 陰茎持続勃起症は,最近ではその報告例も比較的多くみられるようになり,それほど稀有な疾患ではなくなつた。しかしながら,その成因についてはいまだ定説がなく,ましてや治療法にいたつては多岐にわたり満足すべき有効な治療法もないのが現状であり,治療後も長期間性障害を残す等の解決されねばならない多くの困難な問題が残されている。
 最近私達は,陰茎持続勃起症の1症例に対して,その治療として抗キニン剤pyridinol carbam-ate(Anginin)(第1図)の投与を行ない治癒せしめ得たのでその概要について報告するとともに多少の文献的考察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら