icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科23巻3号

1969年03月発行

原著

遊走腎に対する立位腎動脈撮影法

著者: 針生常郎1 薄場元1 氏家紀一1 三品均2

所属機関: 1東北労災病院外科 2東北労災病院放射線科

ページ範囲:P.193 - P.200

文献概要

Ⅰ.まえがき
 遊走腎の診療に際しては,腎動脈撮影が必要欠くべからざる検査法であることは,論を俟たない。特に泌尿器科における立位レ線撮影法の意義については,清水1)は,種々の原因不明の症状を訴える症例に,仰臥位,立位の腎動脈撮影を行なつて,その原因が遊走腎であることを確かめ,その必要性を提唱したが,南2)は,さらにこれを強調した。しかし最近動脈撮影法の進歩とともに,遊走腎に対する腎動脈撮影法もまた修正されなければならない時期に到つているといえる。
 ここに,われわれの遊走腎に対する立位腎動脈撮影法を述べ,さらにわれわれの方法にて撮影を行なつた14症例の経験について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら