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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科23巻3号

1969年03月発行

新薬治験

尿管結石症に対するDilospanの治験

著者: 杉浦弌1 長谷川辰寿1 島谷政裕1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.229 - P.230

文献概要

Ⅰ.緒言
 従来,泌尿器科領域における尿路結石症(とくに尿管結石症)の疝痛発作ひいては結石排出促進剤としてHyostin-N-buthylbromidとsulpyrinのcomplexがanti-parasympathomimetic drugとして主に用いられてきた。これに対し日本ルセル株式会社から提供を受けたDilospanはparasympaticsを介さず選択的に直接,尿管や胆管の平滑筋に働き,特に攣縮せる平滑筋の弛緩作用が強いといわれている。
 今回,われわれは薬理学的に興味ある本剤を,とくに疝痛発作や疼痛を有する尿管結石症に使用し,若干の治験をおさめたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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