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原著
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Ⅰ.緒言
陰茎折症とは鈍性外力が陰茎深部に作用し海綿体白膜,時に海綿体自身が裂け皮下溢血・血腫形成等をきたす外傷で勃起中に起こることがほとんどである。本症については既に19世紀半ばMottが報告しているが現在でも比較的まれな疾患とされており,本邦においても長谷川,小川(1934)の報告以来今日まで僅かに本症例を含めて47例に過ぎない。最近,われわれもその3例を経験したので報告する。
陰茎折症とは鈍性外力が陰茎深部に作用し海綿体白膜,時に海綿体自身が裂け皮下溢血・血腫形成等をきたす外傷で勃起中に起こることがほとんどである。本症については既に19世紀半ばMottが報告しているが現在でも比較的まれな疾患とされており,本邦においても長谷川,小川(1934)の報告以来今日まで僅かに本症例を含めて47例に過ぎない。最近,われわれもその3例を経験したので報告する。
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