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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科23巻7号

1969年07月発行

小さな工夫・5

尿道撮影用注入器

著者: 白岩康夫1 田代彰1 舘山松男1

所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.593 - P.593

文献概要

Ⅰ.尿道撮影用注入器
 尿道撮影においては,尿道を切れ目なく描出し,コントラストの強いX線写真を得るために,粘稠性が高くかつ油性のヨード含量の多い造影剤が適している。しかし一般に用いられている注射器や浣腸器で注入すれば,造影剤注入時に抵抗を感じたり,外尿道口より漏れたり不便が多い。
 我々は50cc用注射器に改良を加え尿道撮影に用いている。注入器の先端はその長軸に対して約30度の傾斜をもつ円錐台で先端の外径は6mm,内径は4mmであるので,正常男子の外尿道口への挿入は容易であり接着も完全で,高粘稠性造影剤の注入にもなんら不便を感ぜず便利である(第1〜3図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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