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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科23巻8号

1969年08月発行

文献概要

原著

膀胱憩室腫瘍の2例

著者: 河村信夫1 大沢炯1 木下英親1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.657 - P.663

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Ⅰ.緒言
 膀胱憩室内に原発する腫瘍は,比較的稀なこと,診断の難しいこと,予後が悪いこと等注意すべき点が多く,膀胱憩室の合併症の中で,重要な疾患であると考えられる。
 膀胱憩室腫瘍の報告は,欧米において,Willia-ms1)の肉腫剖検例(1883),Young2)の臨床例(1909)にはじまり,諸家の報告が相次いでおり,臨床統計的集録ならびに検討は,Abeshouse等3)の93例の集計(1943),Boylan4)等のMayo clinicにおける54年間25例の検討(1951),Knappenberger等5)の18例の検討(1960)等が行なわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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