文献詳細
原著
尿道小阜に関する臨床ならびに組織学的観察
著者: 宮田宏洋1 鈴木騏一1 加藤正和1 菅原奎二1 黒沢昌也1
所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.665 - P.669
文献概要
尿道小阜(Caruncle)は1750年SharpおよびMorganiによりはじめて記載された疾患であるが,爾来本症に関する多くの報告ならびに研究がみられる。しかしその原因ならびに悪性変化などの問題に関してはいまだ一定の結論を得るに至つていない。私共は昭和34年教室開設以来昭和43年4月に至る9年間に外来を受診した尿道小阜60例を蒐集したので,今回その臨床的観察ならびに組織学的検索を行なうとともに若干の文献的考察を加えここに報告する。
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