文献詳細
原著
副睾丸原発胎児性横紋筋肉腫の1例
著者: 竹中生昌1 森脇昭介2 伊藤慈秀2
所属機関: 1国立松山病院皮膚泌尿器科 2国立松山病院研究検査科
ページ範囲:P.683 - P.689
文献概要
横紋筋肉腫は在来横紋筋の存在する骨格筋に発生する同所的腫瘍と,横紋筋の存在しない部位に発生する異所的腫瘍がある。前者は成人に多く,後者は小児に多いことが知られており,幼小児では大部分が頭頸部,ついで泌尿生殖器に好発するが,発生臓器を明らかにできるものは少ない。
私どもは副睾丸原発の小児胎児性横紋筋肉腫の1例を経験したので報告し,いささか文献的考察を加える。
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