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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻1号

1970年01月発行

原著

手術後に診断された陰茎結核の2例

著者: 佐長俊昭1 本永逸哉1 市川哲也1 桐山啻夫1

所属機関: 1山口大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.63 - P.68

文献概要

緒言
 陰茎結核性潰瘍はPAS,INAH,SMなどの抗結核剤の発達にともなつて,近年非常にまれな疾患となつてきた。われわれは最近興味ある陰茎結核の2症例すなわち両側鼠径リンパ節の腫脹をともない臨床上陰茎癌を思わせた陰茎結核性潰瘍と,尿道周囲膿瘍切除後,組織診にて結核性と判明し,上部尿路とくに左腎に結核性変化をみた症例を経験したので,この症例を報告するとともに自験例を中心に文献的考察を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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