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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻10号

1970年10月発行

原著

後腹膜仮性嚢腫の1例

著者: 斉藤清1 古畑哲彦1

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.929 - P.934

文献概要

緒言
 後腹膜および骨盤内臓器の手術時に,直接,間接,上部尿路を損傷して,尿の尿管外流出を来すことは稀れではないが,多くは瘻孔を形成して体外に排泄する。しかし,稀れに,体外に排泄されずに,後腹膜に尿性の仮性嚢腫を形成することがある1,2)
 私達は,子宮全剔後に発生した巨大な,仮性嚢腫を経験し,手術によつて,その原因が手術時に尿管壁にかけられた針穴より尿が流出したと推定された1例を経験したので,報告するとともに,尿性仮性嚢腫について若干の考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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