icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻13号

1970年12月発行

特集(増刊号の)3 小児の泌尿器疾患

Ⅱ.病因と治療

夜尿症の治療

著者: 百瀬剛一1 遠藤博志1

所属機関: 1千葉大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.81 - P.88

文献概要

はじめに
 夜尿症は小児泌尿器疾患としてはきわめてありふれたものの一つでありながら,思春期を過ぎる頃には治癒するものも多いためか,ややもすると軽視され,また母親は毎日夜尿のあと仕末に苦労しながらもいつかは治ることを期待しそのまま放置したり,民間薬に頼つたりしていることが多く,病院を訪れるものはごく一部で,これらは種々の治療で容易に治癒し難いような難治例が多い。
 従来より本症は医学的にもあまり重視されず,その病態は小児科,泌尿器科,精神科などと関連しているにもかかわらず,各科が独自の立場で研究している状況で,現状のままでは夜尿症の全貌を正確に把握することはきわめて困難のように思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら