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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻13号

1970年12月発行

文献概要

特集(増刊号の)3 小児の泌尿器疾患 Ⅱ.病因と治療

Meningomyelocele手術と後遺症

著者: 池田彬1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.109 - P.116

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 Meningomyelocele髄膜脊髄瘤は脊髄の先天性奇形中,最も重篤かつ頻発する疾患で,欧米の報告では1,000例の出産に対して2〜3例の発生をみるとされる。本症罹患児は両麻痺,知覚障害,尿・便失禁,中枢神経系の感染,水頭症なと多彩な問題を有し,その治療には小児科医,脳神経外科医,泌尿器科医,整形外科医などのチームが緊密な連絡のもとに対処することが必要である。近年,抗生物質療法の発達,超早期手術の開発により,本症の死亡率は着実に減少の途を辿つており,生存者の増加に伴いその後遺症に遭遇,解決を要請される機会が多い。
 Meningomyeloceleの病因,病態,手術,後遺症などについて,その輪郭を概説する(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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