文献詳細
特集(増刊号の)3 小児の泌尿器疾患
Ⅲ.検査法
文献概要
まえがき
小児の上部尿路疾患は少なくないが,膀胱鏡検査や尿管カテーテル法の実施が制約される関係上,レントゲン検査法に頼る傾向が大きい,,また小児においては主訴や臨床症状の適確な把握が困難なために,尿路疾患を見つけだす手段として,上部尿路撮影がスクリーニング的意義を有する。かような理由により,小児に対する静脈注射腎盂撮影法(IVP)は,泌尿器科領域においてはもちろん,小児科や小児外科領域においても重要視され,最近は点滴静注腎盂撮影法(DIP)も普及しつつある。またこれらにより異常所見が得られた場合には,腎盂腎杯形態の細部の観察の目的で逆行性腎盂撮影法(RP),腎形態の観察の目的で気体後腹膜法(プノイモレトロペリトネウム,PRP)が行なわれる。なお2種以上の組合せ撮影法も用いられる。
小児の上部尿路疾患は少なくないが,膀胱鏡検査や尿管カテーテル法の実施が制約される関係上,レントゲン検査法に頼る傾向が大きい,,また小児においては主訴や臨床症状の適確な把握が困難なために,尿路疾患を見つけだす手段として,上部尿路撮影がスクリーニング的意義を有する。かような理由により,小児に対する静脈注射腎盂撮影法(IVP)は,泌尿器科領域においてはもちろん,小児科や小児外科領域においても重要視され,最近は点滴静注腎盂撮影法(DIP)も普及しつつある。またこれらにより異常所見が得られた場合には,腎盂腎杯形態の細部の観察の目的で逆行性腎盂撮影法(RP),腎形態の観察の目的で気体後腹膜法(プノイモレトロペリトネウム,PRP)が行なわれる。なお2種以上の組合せ撮影法も用いられる。
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