文献詳細
シンポジウム 血尿・2
文献概要
腎からの血尿で諸検査によっても原因の明らかでないものを我々は特発性腎出血と呼んでいる。
1925年Scheele & Kloseは腎出血を組織的変化を伴う出血と組織的変化を伴わない出血に二大別し,後者を更に神経機能障碍,循環障碍,出血傾向の三つに細分した。1957年原田は腎出血を7項目に細分しScheeleらの分類にアレルギー性腎出血を加えた。1960年市川の分類に結論づけられるように病理組織学的にも不明のものを特発性腎出血と考えている。
1925年Scheele & Kloseは腎出血を組織的変化を伴う出血と組織的変化を伴わない出血に二大別し,後者を更に神経機能障碍,循環障碍,出血傾向の三つに細分した。1957年原田は腎出血を7項目に細分しScheeleらの分類にアレルギー性腎出血を加えた。1960年市川の分類に結論づけられるように病理組織学的にも不明のものを特発性腎出血と考えている。
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