文献詳細
原著
文献概要
緒言
1955年,Conn1)が新しい症候群として,primary aldosteronismを発表して以来,多数の症例が報告されてきている。本症の典型的臨床像は,高血圧,低K血症,周期性四肢麻痺,アルカロージス,多尿であるが,特に高血圧に低K血症の合併する症例をみれば,primary aldosteronismの疑いが濃厚であることは,臨床医の常識となつて来ている現状である。
今回われわれは高血圧と低K血症とを合併した症例を経験し,手術によりprimary aldosteronismであることを確認し得たので,ここに報告する。
1955年,Conn1)が新しい症候群として,primary aldosteronismを発表して以来,多数の症例が報告されてきている。本症の典型的臨床像は,高血圧,低K血症,周期性四肢麻痺,アルカロージス,多尿であるが,特に高血圧に低K血症の合併する症例をみれば,primary aldosteronismの疑いが濃厚であることは,臨床医の常識となつて来ている現状である。
今回われわれは高血圧と低K血症とを合併した症例を経験し,手術によりprimary aldosteronismであることを確認し得たので,ここに報告する。
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