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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻4号

1970年04月発行

綜説

膀胱結石と異物

著者: 岡直友1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.305 - P.313

文献概要

緒言
 膀胱結石ならびに膀胱異物は,膀胱に特異な合併症のない限り,経尿道的に除去することができるのであつて,泌尿器科的手技の真髄の発揮できる疾患である所に治療上の興味がもたれる。両者ともそれがやや長期間にわたつて存在すると膀胱炎を併発し,かつこれは結石ないし異物が除去されぬ限り慢性化し,ひいては上行感染によって重大な腎盂腎炎を誘起するから注意を要する。膀胱異物を中心にして上として燐酸塩の沈着が起こり,異物結石が成立する点,異物と結石は一連の関係を示すものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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