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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻6号

1970年06月発行

文献概要

綜説

膀胱腫瘍の内視鏡的診断

著者: 伊藤秦二1

所属機関: 1大阪成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.503 - P.511

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 膀胱腫瘍の診断に際して内視鏡的診断法の占める比重がきわめて大きいことは周知のごとくである。近年尿の剥離細胞診が大いに発達したが,これは尿路内における腫瘍の存在を知らせえても,その発生部位はもとより,腫瘍の大きさ,数,形状などに関する情報は提供しない。また諸種のX線診断法も膀胱腫瘍のごく初期の病態を捉えるには,まだ程遠いといわねばならない。したがって,尿路疾患の診断に際して尿路内への器械挿入はなるべく少なくするという全般的な傾向は進みつつあるけれども,膀胱腫瘍の診断における内視鏡診断の位置は現在もなお最も重要なものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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