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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻7号

1970年07月発行

原著

転移性精索腫瘍の1例

著者: 大井鉄太郎1 田林幸綱1 土屋哲1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.631 - P.638

文献概要

はじめに
 精索腫瘍は比較的まれな疾患とされていたが,田辺・他(1965)92)によると欧米では約380例,本邦では約55例の報告がある。その大部分は原発性精索腫瘍であり,転移性精索腫瘍については高井・他(1969)61)によれば,内外文献上20例前後でその症例数はきわめて少ない。
 副睾丸結核の疑いでわれわれが剔除術を施行した症例が,転移性精索腫瘍であることが後日判明した。再入院ののち精査の結果,その原発巣は胃癌と思考される症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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