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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻9号

1970年09月発行

綜説

膀胱全摘除術と尿管腸吻合術

著者: 堀内誠三1

所属機関: 1東京逓信病院泌尿器科

ページ範囲:P.781 - P.791

文献概要

はじめに
 膀胱腫瘍の治療法として普通行なわれているものは,経尿道的電気凝固術,経尿道的電気切除術,腫瘍切除術,膀胱部分切除術,膀胱全摘除術,放射線療法(高圧X線療法,コバルト療法,ラドン療法,放射性同位元素注入療法)および化学療法などがある。一般に放射線療法,化学療法は補助的手段として用いられ,腫瘍切除後に行なわれる場合が多い。
 膀胱腫瘍の大部分は上皮性の腫瘍で,乳頭腫,乳頭状癌が多く,これらの腫瘍の特徴としては良性の乳頭腫も再発を繰返すことがまれでないが,比較的膀胱内に限局されており,転移が少ないとされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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