文献詳細
原著
イタイイタイ病患者におけるRadioactive Isotope Renogramによる腎機能検査
著者: 村田勇1 中川昭忠1 広野禎介1 佐伯良昭1
所属機関: 1富山県立中央病院外科
ページ範囲:P.823 - P.827
文献概要
1952年にOeserとBillion1)が131I-Diodrastを用いて,腎機能検査を行なつて以来,Radioisotopeによる腎機能検査は,Taplin2),Kadeらへと発展し,1955年には,Winter3)が臨床的応用に成功するに至り,数多くの成績が報告されている。
わが国においても,南4)5),市川6),高橋7),町田8),志田ら9〜13)の多くの報告がみられるが,著者らも,"イタイイタイ病"患者の腎機能検査に本法を使用する機会をえたので,その概要を報告する。
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