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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科24巻9号

1970年09月発行

原著

バスケットカテーテルによる抽石術後尿管狭窄をきたした1例

著者: 中神義三1 高橋厚1 菅間正気1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.833 - P.837

文献概要

はじめに
 尿管結石症に対する治療法は観血的療法と非観血的療法および内科的療法の三者が大別されるが,結石の大きさおよび存在位置により適応を選んでそれぞれ治療されているのが現状である。非観血的療法の1つとして最近一般に普及してきたバスケットカテーテールによる抽出術があるが,これは安易に,また暴力的に行なわれると合併症として尿管損傷などが起こることは衆知のことと思う。ここにわれわれはバスケットカテーテルによる抽石術後,尿管損傷をきたし,その後,炎症性狭窄を起こしたものと考えられる1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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