icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻1号

1971年01月発行

図譜 膀胱鏡アトラス・1

正常膀胱内景

著者: 東福寺英之

所属機関: 1慶大泌尿器科

ページ範囲:P.10 - P.11

文献概要

 Max Nitzeが1877年にDresdenで光学装置を内蔵した膀胱鏡を公開したのに始まる近代膀胱鏡の歴史は,1880年T.Edisonの電球発明によつて長足の進歩を遂げた。本邦では1890年代から膀胱鏡が輸入され1918年に朝倉文三,1919年に坂口勇がそれぞれ本邦製の膀胱鏡を学会で供覧することができるようになった。
 膀胱鏡の発達と共にその所見を写真に撮影しようとする試みも当然行なわれ,1888年にHermannBelaは女子膀胱内の異物としての針を膀胱鏡写真として初めて撮影することに成功した。ついでKollman(1891)はOberländer型膀胱鏡を改良した装置を用いて撮影した膀胱鏡写真をDie Pho-tographie des Harnröhreinnernとして,またM.Nitzeは1894年Zystophotographischer Atlasをそれぞれ発表した。これらはいずれもmonochrom typeであったところ,F.Fromme(1938)はDie farbige Zystophotographische Versucheとして着色写真を撮影したとされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら