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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻11号

1971年11月発行

文献概要

原著

表在性膀胱腫瘍の再発に対するThiotepaの膀胱内注入の効果について

著者: 井上武夫1 平野昭彦1 長田尚夫1 田中一成1 田口昭文1 福島修司2 岩本晃明2

所属機関: 1東洋医科大学泌尿器科 2横浜市立市民病院

ページ範囲:P.897 - P.900

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緒言
 膀胱腫瘍は再発の傾向が強く,患者にとつてはもちろん,われわれ医師も頭を悩ます疾患である。井上は7年前,横浜市大在任中,しばしばかかる再発に悩む患者が印象に残つた。たまたまVeenemaのThiotepaの膀胱内注入の腫瘍再発抑制の論文を読み,自分が一城の主になつたら追試してみようとひそかに思つた。間もなく横浜市民病院に赴任したので早速実行した。5年間の在職で東洋医大に移つたので,この機会にまとめてみた。全症例の5年以上のfollow upは,後任の福島部長にお願いして結論を出す予定であるので,今回は中間報告である。
 既に斉藤(1969),尾関(1969)の立派な発表もあり,今更でもないが,発表し御批判を乞うものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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