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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻11号

1971年11月発行

原著

尿道カルンケルの臨床病理学的検索—とくに再発との関係

著者: 斉藤博1

所属機関: 1東京医科歯科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.911 - P.915

文献概要

緒言
 尿道カルンケル(urethral caruncle)は現在一つの臨床的疾患(clinical entity)として取扱われている。しかし,病理組織学的には必ずしも単一の所見を呈してはおらず,これを病理学的な疾患(pathological entity)としてよいかどうかについてはなお異論がある(Herbut, 19521)など,後述を参照)。
 著者は東京医科歯科大学泌尿器科学教室において最近10年間に診療した203例のうち,病理組織学的検索を行なつた59例の成績をもとに,とくに上述の問題点に関連してその組織像と再発との関係に重点をおいて若干の考察を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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