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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻13号

1971年12月発行

文献概要

特集(増刊号の)4 泌尿器と関連領域の症候レントゲン診断 Ⅵ.腎動脈性・副腎性高血圧症とレ線像

本態性高血圧症と腎血管性高血圧との鑑別

著者: 黒崎正夫1 武内重五郎1

所属機関: 1金沢大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.249 - P.255

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はじめに
 腎血管性高血圧は,適当な外科的処置により治癒しうること,多くは内科的治療に抵抗し血管合併症の進行がすみやかであること,の2点においてその早期診断・早期治療が重要視されている。腎血管性高血圧の診断はまず解剖学的に腎動脈狭窄の存在を確認し,さらにその腎動脈狭窄が機能的に高血圧の原因であることを証明することによらなければならない。一方本態性高血圧症は特定の原因の証明されない高血圧であり,その診断は二次性高血圧の除外という消極的方法によつて行なわれている。
 本稿では腎血管性高血圧の診断について概説し,つぎに自験症例について解説を加えることとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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