文献詳細
Urological Letter
文献概要
この患者は,初め1959年に自分が診て膀胱高位切開したうえで電気切除した膀胱腫瘍の患者で,大きい移行上皮癌で,GradeはⅡであつた。その後の11年間に20回の再発があり,その度毎に経尿道的電気切除あるいは焼灼をした。そのうち2回は膀胱高位切開を必要とした。
あまり頻回に再発するので,1969年にサイオテーパ60mgを20mlの滅菌水にとかしたものを1週に1度膀胱内に注入し,2〜2.5時間そのままにさせておいた。1970年3月に行なつた膀胱鏡的検査では再発はみられなかつた。
あまり頻回に再発するので,1969年にサイオテーパ60mgを20mlの滅菌水にとかしたものを1週に1度膀胱内に注入し,2〜2.5時間そのままにさせておいた。1970年3月に行なつた膀胱鏡的検査では再発はみられなかつた。
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