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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻5号

1971年05月発行

原著

下大静脈後尿管の1例

著者: 東野秀雄1

所属機関: 1高知県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.395 - P.398

文献概要

緒言
 下大静脈後尿管は胎生期における下大静脈の発生異常による尿管の走行異常である。本症の臨床第1例は,欧米ではKimbrough1)が1935年に,本邦では1942年山本2)がそれぞれ報告しており,以後泌尿器科学の進歩,特にレ線検査法の進歩と共に,臨床例の報告は漸増の傾向にあり,欧米ではすでに150例以上の報告がある。一方,本邦では石部ら3)は,1968年末までに75例を蒐集し報告している。
 著者も最近本症の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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