文献詳細
Urological Letter・119
文献概要
Arch.of Int.Med.,99: 222, 1957に流行性耳下腺炎性睾丸炎の治療にAdrenocorticotropic hor-moneとcortisoneを用いて成功したという報告がのつた。
筆者は過去3〜4年間に外傷を受けたという病歴もある境界の明瞭な睾丸挫傷の何例かにこれを応用した。これらの症例ではACTHの静注後6〜12時間で症状が著明に緩解した。この療法は治療の開始が早いほど成功率は高い。しかし,他の原因による二次的な副睾丸炎あるいは副睾丸炎性睾丸炎には効果はない。したがつてこれらの鑑別診断が大切である。
筆者は過去3〜4年間に外傷を受けたという病歴もある境界の明瞭な睾丸挫傷の何例かにこれを応用した。これらの症例ではACTHの静注後6〜12時間で症状が著明に緩解した。この療法は治療の開始が早いほど成功率は高い。しかし,他の原因による二次的な副睾丸炎あるいは副睾丸炎性睾丸炎には効果はない。したがつてこれらの鑑別診断が大切である。
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