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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻7号

1971年07月発行

文献概要

原著

動脈撮影による腎障害について—症例報告および文献的考察

著者: 長谷川辰寿1 安藤裕1 新美明達1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.547 - P.552

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はじめに
 腎動脈撮影法は周知のごとく,現在ではDosSantos1)以来の経腰法およびSeldinger2,3)改良による股動脈法が広く用いられている。著者らはSeldinger法を好んで用いているが,最近,腎盂腫瘍症例にこの方法を用いて腎動脈撮影を行なつたところ,明らかに造影剤注入による一側性腎障害の発生を経験した。この症例の障害腎の病理学的検索とその発生機序について検討し,動脈撮影による腎障害について文献的考察を試みたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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