文献詳細
原著
空置回腸を利用した尿路形成術の検討—第1編 臨床経過
著者: 堀内誠三12 星野嘉伸34
所属機関: 1三井厚生病院泌尿器科 2現:東京逓信病院泌尿器科 3前:三井厚生病院泌尿器科 4現:都立府中病院泌尿器科
ページ範囲:P.571 - P.575
文献概要
尿管・膀胱の障害に対し空置回腸を利用した歴史は古いもので,1898年にすでにRutokowski18)とMikulicz12)がヒトの膀胱容量の拡大を目的として行なつている。また尿管の代用として空置回腸を用いたのはSchoemaker(1910)19)といわれている。
しかし,一般的に行なわれるようになつたのは比較的新しく,抗生物質と麻酔法の進歩に負う所が多い。
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