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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科25巻8号

1971年08月発行

綜説

尿道下裂—外性器異常所見の表現としての意味で

著者: 熊本悦明1

所属機関: 1札幌医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.621 - P.627

文献概要

はじめに
 一口に尿道下裂といつてもそれが疾患名としての名称なのか,外陰部所見に対する表現なのかわからない。たとえばIntersexの外陰部所見にHypospadiasと記載されていることはすくない。これはProstatismという言葉が,前立腺肥大症,前立腺癌なども含めた排尿困難症に用いられる場合と,狭義のProstatism (Bladder neck con-tracture)に用いる場合とがあるのに似ているといえよう。
 単純に,編集部より与えられたテーマの"尿道下裂"を疾患名と解釈して綜説を書こうと考えたが,すでにその種の論文は多数あり,泌尿器科専門医の読者はすでに目を通されている方がほとんどであろうと思うと,あえて屋上屋を重ねる文を書く気にならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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